私の座右の銘「自然体」

略歴 PROFILE
1953年9月23日生まれ
1976年3月 大阪市立大学 経済学部 卒業
1978年12月 オリエント・リース株式会社（現:オリックス株式会社） 入社
2005年 1月 オリックス株式会社 執行役員 東京営業本部長
2006年 1月 オリックス株式会社 常務執行役 　オリックス自動車株式会社 代表取締役社長
2006年 6月 スタンフォード大学 留学
2011年 1月 オリックス株式会社 常務執行役 関西副代表 　オリックス野球クラブ株式会社 取締役
2017年 4月 ウィルシップ株式会社 代表取締役

人生のターニングポイント

幼い頃私は人見知りで神経質な子供でした。 幼稚園に行く事を嫌がり、 母を困らせた事が度々ありました。そんな私が小学４年生の時、 ひとつの決断をしました。 「このままではダメだ。 思い切って自分を変えてみよう」 。
それは、最年少で生徒会長に立候補したこと。 選挙運動では、登下校時に正門前で恥ずかしさをこらえ一週間に何度も自分の名前を連呼しました。全校生徒に向けて演説もしました。結果、わずか７票差で落選しましたが、私にとって「自分を変える」という人生初のターニングポイントとなりました。

チャレンジスピリッツ

30歳代責任者の頃、担保設定の手続きミスにより多額の保全劣化の事態を招いてしまいました。初めて辞職を覚悟し退職願をポケットに入れ、当時の管掌役員に報告に行きました。ところが、上司の返答は私が全く予想しないものでした。「今回の失敗は知識不足によるものだ。だから君への責任は問わない」 「再発防止については私が考える。君は回収の方法を考え実行しなさい」この言葉を聞いた時、魂が揺さぶられ「やってやるぞ！」というエネルギーが湧いてきた事を今でも覚えています。

一般的には旧体質とした減点主義の会社であればこうした決断には至らなかったでしょう。その後、チーム一丸となって保全劣化を回収しました。今思えば「One for all All for one」 の精神が存在していたのでしょう。上司からチャレンジの機会を得たことで、マイナスをゼロにし更にプラスにする戦略は、それ以降の私のビジネス人生において大きな強みとなりました。
当時の上司の対応、会社組織としての企業の在り方。それはORIXが発展し続けた原点だと確信しています。

ORIXからWill Ship

40年間の在職中、ORIXの業態は目まぐるしく変化していきました。
リース業を基盤とした初期の頃から、時代のニーズに対応すべく M&A・ 航空機リース ・生命保険の販売・再生エネルギー事業・コンセッション事業への参入等、事業領域が拡大していきました。様々な営業とマネジメントを経験できた事は社会人として本当に恵まれていたと思います。

63歳で役員の任期を終え、会社を立ち上げました。それが〝ウィルシップ株式会社 〞です。
〝ウィルシップ 〞という社名は、意志や未来の意味を持つ 「Will」 と、フレンドシップやパートナーシップなどその状態を表す 「 – ship」 を合わせた造語です。お客様の思い描く未来に向かって寄り添い、実現していくパートナーでありたいという意味を込めています。たくさんのご縁のおかげで仕事は徐々に拡充しつつあります。人から人へ、企業から企業へ「One for all All for one」 の精神で〝ウィルシップ株式会社 〞ならではのサポート・社会貢献目指しています。

Let’s　enjoy

入社 10 年を過ぎた頃から社内は勿論、取引先においても自分らしく様々な方々と付き合いたいと思い始めました。ビジネス以外で関わる場を自ら積極的に築いていきました。 それが 「会食」 と 「ゴルフ」 。
＊＊私の基準＊＊
「会食」
・ 楽しい〜　　 ・ 美味しい〜　 ・ 話題の広がり
「ゴルフ」
・ 楽しい〜　 　・ スコアにこだわらない　　・ ギャグを言う （笑）
こうした open mindな雰囲気の中で培った多くの人々との繋がりによって起業した今、大きな力になっている事に感謝しています。

楽しいGCCO ライフ

プライベートでは、小さかった二人の息子がいつの間にか成長し社会人になりました。 妻は絵本セラピストとして読み聞かせの活動をしたり、又ラジオに出演するなど活躍しています。共通の趣味こそありませんが、年に数回の旅行を楽しむ温かい家庭に恵まれました。

GCCOは、大学の後輩からの紹介でした。堅苦しい縛りがない為、居心地が良く自由な雰囲気の中で幅広い年齢層の方々と交流ができる貴重な場所です。
又、総支配人が若手メンバーを中心に、様々な人を紹介してくださるのでこれまでにない刺激をもらっています。
GCCO企画 の同好会やイベントには、是非積極的に参加してほしいと思います。
皆様と一緒に楽しいGCCOライフ を過ごしま しょう!!
今回の掲載にあたり、総支配人及びスタッフの皆様に感謝いたします。

編集後記【仕事もオフもスピード命】

遊びも仕事も全力投球で、イベント企画にも積極的に取り組んでくださる三谷社長は 「GCCO歴２年とは思えない存在感」 の持ち主です。全力であるがゆえに、時には厳しいご意見やお叱りを受けることもありますが、このクラブをより良いものにしたいという気持ちが込められているため、とても心強く感じています。
さて、先日、ゴルフをご一緒する機会がありました。私ひとりでは気後れするような名門クラブで、いい思い出となったのですが、社長のプレーのペースがとにかく早い！一緒に回るメンバーも必死に走って移動し、通常２時間〜２時間半かかるコースを、２時間を切るスピードで回りきりました。
オフでも全力、緩まない。私も三谷社長を見習い、スピード感をもって報連相のアクションを実行できるよう頑張ります。（編集子）

（インタビュー取材：ライティング株式会社）